【継親の心得】連れ子と上手くいかない時の対処法|「親」にならなくていい4つのステップ
「パートナーの子どもを自分の子と同じように愛さなければならない」
「早く本物の親だと思ってもらえるように頑張らなければ」
そんな強い責任感を持ってステップファミリーの生活をスタートさせたものの、現実は子どもの冷たい態度や壁に突き当たり、人知れず悩んでいる継親(ステップペアレント)の方は少なくありません。
「どうしても連れ子を可愛いと思えない」「自分だけが家の中で浮いている気がする」といった感情は、実は多くの継親が経験する、非常に自然な反応です。自分を責める必要はありません。
大切なのは、無理に理想の「親」になろうとして自分を追い詰めないことです。ここでは、連れ子との関係に悩んだときに実践したい、心の持ち方と4つの具体的なステップを解説します。
ステップ1:「親」ではなく「信頼できる同居人」を目指す
再婚してすぐ、子どもにとっての「パパ・ママ」になろうとすると、子どもは自分のパーソナルスペースを侵されたと感じ、強い拒絶反応を示すことがあります。子どもにはすでに実親という存在が心の中にいるからです。
まずは、親という座を狙うのではなく、**「親の好きな人」であり「自分を助けてくれる、頼りになる大人」**というポジションを目指しましょう。
具体的な行動:しつけや注意は実親に任せ、自分は子どもの好きな遊びや趣味を応援するサポーター役に徹する。
心の持ち方:好かれようとするのではなく、「嫌われない距離感」を保つことから始めます。
ステップ2:感情の「葛藤」をパートナーと共有する
一人で悩みを抱え込むと、パートナーに対しても「あなたの連れ子のせいで苦労している」という攻撃的な気持ちが芽生えてしまいます。そうなると、夫婦関係まで冷え切ってしまう悪循環に陥ります。
「子どもに対してこう感じてしまって、今は少し距離を置きたい」「しつけの場面でどう振る舞えばいいか迷っている」と、自分の素直な困りごとをパートナーに相談しましょう。
このとき、パートナー側も「自分の子どもを否定された」と受け取らず、継親の苦労を労う姿勢が不可欠です。夫婦がチームとして問題を共有することが、家庭の安定に直結します。
ステップ3:「愛情」よりも「敬意」を優先する
「愛せない」ことに罪悪感を持つ必要はありません。愛情は無理に作り出すものではなく、長い時間をかけて育まれる結果だからです。
愛情が持てない時期であっても、一人の人間として**「敬意(リスペクト)」を持って接すること**はできます。
子どものプライバシーを守る。
挨拶や「ありがとう」「ごめんなさい」といった基本的な礼儀を欠かさない。
子どもの意思を尊重し、無理に距離を詰めない。
こうした誠実な態度の積み重ねが、結果として数年後の「家族らしい絆」を作ります。
ステップ4:自分だけの「逃げ場」と「時間」を確保する
家庭内がギスギスしているとき、家の中に居場所がないと感じるのは辛いものです。そんなときは、意識的に家から離れる時間を作りましょう。
一人の趣味の時間を持つ。
独身時代の友人と会う。
ステップファミリーの当事者コミュニティで悩みを吐き出す。
「家族なんだからいつも一緒にいなければならない」という思い込みを捨て、**「一人になれる時間」を確保することで、心に余裕が生まれます。**その余裕が、子どもと向き合う際の穏やかさにつながります。
家族の形は「十人十色」でいい
「子連れ再婚=すぐさま円満な家族」というイメージは、時として残酷なプレッシャーになります。しかし、実際には「家族」という形が定着するまでには、一般的に5年から7年はかかると言われています。
今は上手くいかなくても、それは失敗ではありません。ただ「時間をかけて馴染ませている途中」なだけなのです。
「親」という役割を一度手放してみると、驚くほど心が軽くなり、子どもとの関係が好転し始めることがあります。完璧を目指さず、あなたらしいスタンスで新しい生活を歩んでいきましょう。
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