後悔しない!UVカットメガネで大切な目を徹底的に守る効果と選び方
「目がヒリヒリする」「目が疲れる」「なんだか目がゴロゴロする…」もしかしたら、その不調は紫外線が原因かもしれません。日焼け止めや帽子で肌の紫外線対策はバッチリ!という方も多いかもしれませんが、意外と見落としがちなのが「目の紫外線対策」です。
目は、紫外線によるダメージを非常に受けやすいデリケートな器官。放置しておくと、将来的な目の病気のリスクを高めてしまうこともあります。でも大丈夫!「UVカットメガネ」を上手に選べば、大切な目を強力に守ることができます。
この記事では、UVカットメガネの驚くべき効果と、失敗しない選び方を、誰にでも分かりやすく解説します。毎日の習慣にUVカットメガネを取り入れて、健康で快適な視生活を送りましょう!
なぜUVカットメガネが必要なの?紫外線が目に与える影響とは
「UVカットメガネって本当に必要なの?」そう思っている方もいるかもしれません。しかし、紫外線は肌だけでなく、目にも想像以上に深刻なダメージを与えています。
1.急性の影響:目の日焼け「雪目(せつもく)」
強い紫外線を短時間浴びすぎると、目の表面(角膜や結膜)が炎症を起こし、まるで肌の日焼けのように「雪目(せつもく)」と呼ばれる状態になります。
主な症状: 目の痛み、異物感(ゴロゴロする感じ)、充血、涙が出る、まぶしい、目の開けにくさ
原因となる場所: スキー場や雪山(雪からの照り返し)、強い日差しのビーチ、溶接作業など
対策: 紫外線対策を怠ると数時間後に症状が出ることが多く、非常に不快です。UVカットメガネやサングラスで予防が可能です。
2.慢性の影響:将来的な目の病気のリスク
長期的に紫外線を浴び続けることで、徐々に目の組織がダメージを受け、将来的に以下のような目の病気を引き起こすリスクが高まると言われています。
白内障(はくないしょう):
目の中のレンズの役割をする「水晶体」が濁る病気です。紫外線はその進行を早める一因とされています。
症状としては、視界がかすむ、ぼやける、まぶしさを感じる、視力低下などがあります。
翼状片(よくじょうへん):
白目の組織が黒目(角膜)に侵入してくる病気です。紫外線が原因の一つと考えられています。
初期は自覚症状が少ないですが、進行すると乱視の原因になったり、視界を妨げたりすることがあります。
黄斑変性症(おうはんへんせいしょう):
物の中心を見るために重要な「黄斑」という部分に異常が生じる病気です。紫外線が発症リスクを高めるとされています。
症状としては、物が歪んで見える、中心が見えにくい、視力低下などがあります。
このように、紫外線は目の健康にとって大きな脅威となります。若いうちからの対策が、将来の目の健康を守るために非常に重要なのです。
UVカットメガネは伊達メガネでも効果ある?基礎知識を深めよう
「UVカットメガネ」と聞くと、特別なメガネを想像するかもしれませんが、実は様々な種類があります。
UVカット機能は「レンズ素材」と「UVカット加工」で決まる
UVカット機能は、主に以下の2つの要素で決まります。
レンズ素材そのもの: 最近のプラスチックレンズの多くは、素材自体に紫外線吸収剤が練り込まれており、ある程度のUVカット効果があります。
UVカット加工(コーティング): レンズの表面に、紫外線を反射・吸収する特殊なコーティングを施すことで、さらに高いUVカット効果を発揮します。
つまり、度が入っていなくても、見た目が普通のメガネと変わらなくても、UVカット加工が施されていれば、十分に目を紫外線から守る効果があるのです。 「伊達メガネだけどUVカット機能は欲しい」という方も、安心して選べますね。
「UVカット率」と「紫外線透過率」って何?
UVカットメガネを選ぶ際によく目にするのが、「UVカット率」と「紫外線透過率」という言葉です。
UVカット率: どれだけの紫外線をカットできるかを示す割合です。数値が高いほどカット効果も高いことを意味します。
おすすめ: 99%以上、できれば**UV400(紫外線波長400nmまでカット)**と表示されているものを選びましょう。
紫外線透過率: どれだけの紫外線がレンズを透過するかを示す割合です。数値が低いほどカット効果が高いことを意味します。
おすすめ: 1.0%以下、できれば0.1%以下を選ぶのが理想的です。
ほとんどのUVカットメガネはUVカット率99%以上、紫外線透過率1.0%以下ですが、念のため確認しておくと安心です。
後悔しない!UVカットメガネの選び方5つのポイント
せっかくUVカットメガネを買うなら、効果が高く、長く使えるものを選びたいですよね。ここでは、選び方のポイントを5つご紹介します。
1.「UV400」表示があるものを選ぶ
先ほども触れましたが、最も信頼できるUVカット性能の証が「UV400」表示です。これは、紫外線の中でも特に目に影響が大きいとされる波長400nmまでの紫外線を99%以上カットできることを意味します。
2.レンズの色は薄くてもOK!「UVカット性能」が重要
「UVカットメガネって、色が濃いサングラスじゃないとダメなの?」と思われがちですが、実はレンズの色とUVカット性能は直接関係ありません。
色の濃いレンズ: 目に入る光の量を減らす効果はありますが、UVカット加工がされていなければ、かえって瞳孔が開いてしまい、より多くの紫外線を吸収してしまう危険性があります。
色の薄いクリアレンズ: UVカット加工が施されていれば、見た目は普通のメガネと同じでも、しっかり紫外線をカットしてくれます。日常生活で使いやすいのは、むしろクリアレンズや薄い色のレンズかもしれません。
3.デザインとフィット感を重視!顔に合うものを選ぼう
どんなに高性能なUVカットメガネでも、顔に合っていなければ効果が半減してしまいます。
顔の形に合うフレーム: 顔の形(丸顔、面長、四角顔など)に合わせて、バランスの良いフレームを選ぶと、見た目も美しく、隙間から紫外線が入り込みにくくなります。
フィット感: ズレたり、重すぎたりしないか、実際に試着して確認しましょう。
フレームの大きさ: レンズが大きいほど、広い範囲を紫外線から保護できます。フレームと顔の間に隙間ができにくいデザインを選ぶとより効果的です。
4.使用シーンに合わせてレンズの色を選ぶ
普段使いなのか、スポーツやレジャー用なのかによって、レンズの色(濃度)を選ぶと良いでしょう。
クリア(透明)レンズ: 日常使い、室内外問わず使いたい場合に最適です。
薄い色のレンズ(ライトカラーレンズ): 少しおしゃれ感を出しつつ、日常使いしたい方におすすめです。
濃い色のレンズ(サングラス): 日差しが特に強い場所(ビーチ、スキー場、運転時など)で、眩しさをしっかり抑えたい場合に有効です。
5.信頼できる店舗やブランドで購入する
UVカットメガネは、量販店、メガネ専門店、インターネット通販など様々な場所で購入できます。
メガネ専門店: 専門知識を持ったスタッフに相談しながら、自分の顔に合ったフレームやレンズを選べます。フィッティング調整もしてもらえるので安心です。
信頼できるブランド: 定評のあるメガネブランドやメーカーは、品質管理がしっかりしており、UVカット性能も信頼できます。
その他の目の紫外線対策も知っておこう!
UVカットメガネ以外にも、目の紫外線対策としてできることがあります。
つばの広い帽子や日傘: 目に入る紫外線の量を減らす効果があります。UVカットメガネと併用することで、より効果が高まります。
UVカット機能付きコンタクトレンズ: コンタクトレンズにもUVカット機能付きのものがあります。ただし、コンタクトレンズだけでは瞳孔全体を覆えないため、UVカットメガネやサングラスとの併用が推奨されます。
日中の外出時間を考慮する: 紫外線量が最も多いのは、午前10時から午後2時頃です。この時間の外出を避ける、または対策を強化するのも一つの方法です。
毎日使って、大切な目を守りましょう!
紫外線は一年中降り注いでおり、曇りの日でも油断はできません。特に、紫外線は地面からの照り返し(アスファルト、水面、雪面など)によっても目に入ってくるため、日陰にいても安心はできません。
UVカットメガネは、ファッションアイテムとしてだけでなく、目の健康を守るための大切なツールです。普段の生活にUVカットメガネを取り入れて、あなたの目を紫外線からしっかりと守り、いつまでもクリアな視界を保ちましょう。