新生児の体重増加:安心できる目安とチェックポイント
「ちゃんと飲んでるかな?」「体重は増えているのかな?」新生児の体重は、赤ちゃんの成長の重要なサイン。特に初めての育児では、不安に感じることが多いですよね。
この記事では、新生児の体重増加の目安や、体重が増えないと感じた時に確認したいポイントを分かりやすく解説します。赤ちゃんの成長を安心して見守るためのヒントにしてください。
1. 新生児の体重はどのくらい増える?安心の目安
新生児の体重増加には、いくつかの目安があります。
生理的体重減少について
赤ちゃんは生まれてから数日間で、一時的に体重が減ります。これを「生理的体重減少」といい、母体から受け取った水分が排出されることや、おっぱいの飲み始めがまだ不安定なことが原因です。一般的には、出生体重の5〜10%程度減少し、生後10日から2週間ほどで出生体重に戻ります。
体重増加の目安
出生体重に戻ってからは、順調に成長していれば毎日少しずつ体重が増えていきます。
生後1ヶ月までは、1日あたり25〜30g程度増えるのが一般的です。
生後1ヶ月以降は、1日あたり20〜30g程度が目安となります。
この目安はあくまで平均的なもので、赤ちゃん一人ひとりの個性によって差があります。大切なのは、一時的な増減に一喜一憂するのではなく、継続して成長しているかどうかをチェックすることです。
2. 体重が思うように増えない時にチェックすること
「新生児の体重が増えない…」と不安になった時は、以下の点をチェックしてみましょう。
授乳回数と時間:母乳の場合、赤ちゃんが欲しがるだけ、1日に8〜12回を目安に授乳していますか? ミルクの場合は、パッケージに記載された量を飲ませられているか確認しましょう。
おしっことうんちの回数:授乳が足りているかどうかの目安になります。
おしっこ:1日6回以上、おむつがしっかり濡れている。
うんち:生後1ヶ月頃までは、1日3回以上(個人差あり)。
母乳育児相談室や専門機関へ相談:自分だけで悩まず、助産師や小児科医に相談してみましょう。母乳の出具合や授乳姿勢について、アドバイスをもらうことができます。
3. 体重の測り方と1ヶ月検診での確認
赤ちゃんの体重を正確に測るには、ベビースケールを使うのがおすすめです。毎日同じ時間に、おむつを外した状態で測るとより正確な数値を把握できます。
1ヶ月検診では、赤ちゃんの体重や身長、頭囲などを測定し、成長曲線に沿って順調に発育しているかを確認します。もし体重増加不良と診断された場合は、医師の指示に従い、授乳方法を見直したり、混合栄養を検討したりすることも大切です。
4. まとめ:赤ちゃんの発育を楽しく見守る
新生児の体重は、日々の育児の中で最も気になることの一つです。しかし、少しの増減に神経質になりすぎず、赤ちゃんの機嫌や活気があるか、おしっこやうんちの回数はどうかなど、総合的に見てあげることが大切です。
不安なときは一人で抱え込まず、専門家に相談することで、安心して育児を楽しむことができます。