0歳児の病気:症状とホームケア
赤ちゃんは生まれたばかりで免疫力が未熟なため、ちょっとした体調不良が重症化することもあります。特に0歳児は自分で不調を訴えられないため、親が症状のサインを見逃さず、適切なホームケアを行うことが大切です。ここでは、0歳児によく見られる病気や症状、その家庭での対処法を解説します。
1. 発熱
症状
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顔が赤い、体が熱い
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機嫌が悪い、ぐったりしている
ホームケア
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水分をこまめに与える(母乳・ミルク・経口補水液)
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室温・湿度を整える(20〜25℃、湿度50〜60%)
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脇や首筋を冷やす
👉 38℃以上の発熱が続く場合や、生後3か月未満で発熱がある場合はすぐに受診。
2. 咳・鼻水(風邪症状)
症状
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鼻がつまる、ゼロゼロとした呼吸音
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咳き込みで眠れない、授乳がしにくい
ホームケア
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部屋を加湿して呼吸を楽にする
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鼻吸い器で鼻水をこまめに吸い取る
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頭を少し高くして寝かせる
👉 呼吸が苦しそう、ゼーゼー音が強い場合は小児科へ。
3. 下痢・嘔吐
症状
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水っぽい便、嘔吐を繰り返す
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顔色が悪い、唇が渇いている
ホームケア
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脱水予防に経口補水液を少量ずつ与える
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吐いた後はしばらく安静にし、少量から再開
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おしっこの回数が減っていないか観察
👉 脱水のサイン(泣いても涙が出ない、尿が少ない)があればすぐに受診。
4. 発疹
症状
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顔や体に赤いブツブツ、湿疹が出る
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痒がったり、機嫌が悪い
ホームケア
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肌を清潔に保ち、汗をこまめに拭く
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爪を短く切って掻き壊しを防ぐ
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保湿剤でスキンケア
👉 発熱を伴う発疹、全身に急に広がる発疹は感染症の可能性があるため受診。
5. 便秘
症状
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3日以上うんちが出ない
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いきんでも苦しそう、便が硬い
ホームケア
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綿棒浣腸で肛門を刺激(やりすぎ注意)
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お腹を「の」の字にマッサージ
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授乳姿勢やミルクの量を調整
👉 血が混じる便や激しく泣く場合は医師に相談。
まとめ
0歳児は体調の変化が早いため、ちょっとした症状でも注意深く観察することが大切です。
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発熱 → 水分補給&受診の目安を守る
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咳・鼻水 → 呼吸を楽にする環境を整える
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下痢・嘔吐 → 脱水予防を徹底
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発疹 → 清潔&保湿、発熱を伴えば受診
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便秘 → マッサージや綿棒浣腸でケア
「いつもと違う」と感じたら、迷わず小児科に相談するのが安心です。