「イヤ!」の嵐、いつまで続くの?1歳児のイヤイヤ期を乗り越える5つのヒント
「せっかく作ったご飯を『イヤ!』と投げられた…」
「着替えようとすると、ひっくり返って泣き叫ぶ…」
1歳頃から始まるイヤイヤ期。それまで天使のように可愛かったわが子が、まるで別人になったかのように「イヤ!」を連発し始めると、戸惑いやイライラを感じてしまいますよね。
でも、安心してください。イヤイヤ期は、お子さんが成長している証拠です。この時期の「イヤ!」は、決してママやパパを困らせるためではありません。お子さんの**「自分でやりたい!」**という気持ちが芽生えたサインなのです。
この記事では、1歳児のイヤイヤ期を少しでもラクに、そして笑顔で乗り越えるための具体的な方法を5つご紹介します。
1歳児のイヤイヤ期はなぜ起こる?その理由を理解しよう
「イヤイヤ期」という言葉はよく聞きますが、1歳児のイヤイヤは、2歳や3歳とは少し違う特徴があります。
言葉でうまく伝えられないもどかしさ:
1歳児は、自分の気持ちや要求を言葉でうまく表現できません。「あれがしたい」「こうしてほしい」という気持ちがあっても、それを伝えられないもどかしさから、泣き叫んだり、物を投げたりといった行動につながることがあります。
自立心が芽生える時期:
「自分でやりたい!」という気持ちが強くなるのもこの時期です。靴を自分で履きたい、スプーンでご飯を食べたい…でも、まだ上手にできない。そんな「自分でやりたい」と「できない」のギャップが、イヤイヤとして現れます。
これらの理由を理解するだけでも、「イヤ!」を受け止める気持ちが少し楽になるはずです。
1歳児のイヤイヤ期を乗り越える5つのヒント
ここからは、実際に試せる具体的な対策をご紹介します。
1. 選択肢を与えて「自分で決める」満足感を満たしてあげる
「着替えようね」と言うと「イヤ!」と反発されるかもしれません。そんな時は、「赤のお洋服と、青のお洋服、どっちがいい?」と2択で聞いてみましょう。
自分で選んだという満足感が、お子さんのイヤイヤを減らすことにつながります。食べ物や遊び、おもちゃなど、様々な場面でこの方法を試してみてください。
2. 「共感」と「代弁」で気持ちを汲み取る
お子さんが泣き叫んでいても、まずはその気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
「○○したかったんだね」「うまくできなくて悔しいね」など、お子さんの気持ちを言葉にして代弁してあげましょう。
大好きな人に自分の気持ちを理解してもらえることで、お子さんは安心し、気持ちが落ち着きやすくなります。
3. 遊び感覚でイヤイヤを回避する
イヤイヤが始まったら、ゲーム感覚に切り替えてみるのも効果的です。
靴下を履きたがらない時は、「くつしたさん、早く僕のお家に入りたいって言ってるよー!」と話しかけてみる。
着替えを嫌がる時は、「アンパンマンに着替えようか!」など、好きなキャラクターになりきって促してみる。
お子さんが楽しんで取り組めるような工夫をしてみましょう。
4. 先回りしすぎない!危険がないことは見守ってあげる
「スプーンでうまく食べられないだろうから」と、つい大人が手を出してしまいがちですが、ここは少しだけ見守ってあげましょう。
自分でやりたい気持ちを尊重してあげることが、お子さんの自信につながります。汚れても、時間がかかっても、「できた!」という経験をさせてあげることが大切です。
5. 完璧を求めない!疲れたら休憩する
毎日続くイヤイヤに、ママやパパが疲れてしまうのは当然です。
「今日はもういいや」「少しだけ手伝っちゃおう」と、完璧を求めず、力を抜くことも重要です。どうしても辛い時は、一時的に気分転換をする時間を作りましょう。
まとめ:イヤイヤ期は、親子の絆を深める大切な成長期
イヤイヤ期は、お子さんが自我を確立し、自立への道を歩み始めたサインです。
「イヤ!」の言葉に隠されたお子さんの気持ちに寄り添ってあげることで、親子関係はさらに強くなります。
この時期を乗り越えれば、きっとお子さんは心も体も大きく成長してくれるはずです。
もし今、一人で悩んでいるなら、誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。子育てサロンやSNS、地域の支援センターなど、相談できる場所はたくさんあります。
無理せず、時には周りの力を借りながら、この大切な時期を乗り越えていきましょう。