1歳児の言葉の遅れ、大丈夫?専門家への相談を考えるタイミング
「うちの子、1歳を過ぎても言葉が出ない…」「他の子と比べて、言葉の発達が遅い気がする…」
1歳児の言葉の発達は個人差が大きく、「周りの子と比べてどうだろう?」と不安に感じるパパやママは少なくありません。しかし、ただの個性なのか、それとも専門家に相談すべきサインなのか、見極めるのは難しいですよね。
今回は、1歳児の言葉の発達の目安と、専門家への相談を検討すべきタイミング、そして相談先について解説します。
1歳児の言葉の発達の目安
1歳を過ぎた頃から、お子さんの言葉は急速に発達し始めます。あくまで目安ですが、以下の点が一般的な発達段階とされています。
喃語から意味のある言葉へ:
「あー」「うー」といった喃語から、「まんま」「わんわん」など、意味のある言葉を少しずつ話すようになります。
指差しが増える:
興味を持ったものを指差し、「これなあに?」と伝えようとします。
言葉の理解が深まる:
「パパはどこ?」「おもちゃ取ってきて」といった簡単な言葉を理解し、行動で示すことができるようになります。
専門家への相談を考えるタイミング
言葉の発達には個人差があるとはいえ、以下の項目に当てはまる場合は、一度専門家に相談することを検討してみましょう。
1歳半になっても喃語しか話さない:
1歳半を過ぎても、意味のある言葉を一つも話さない場合は、相談を検討する一つの目安となります。
指差しをしない:
興味のあるものを指差しで伝えようとしない、または大人の指差しに注目しない場合は、言葉だけでなく、コミュニケーションの発達にも注意が必要です。
呼びかけに反応しない:
名前を呼んでも振り向かない、大きな音に驚かないなど、聞こえに問題がある可能性も考えられます。
親の言葉を理解しているか不安:
「バイバイ」や「どうぞ」など、簡単な言葉を理解して行動に移しているか、親が判断に迷う場合も相談してみましょう。
専門家への相談先
どこに相談すれば良いか迷ったときは、身近なところから話を聞いてみましょう。
自治体の相談窓口:
保健センターや子育て支援センターでは、発達に関する相談を無料で受け付けています。専門のスタッフが、お子さんの発達状況をチェックし、アドバイスをくれます。
かかりつけの小児科医:
定期検診の際に、言葉の発達について相談してみましょう。医師から、専門機関を紹介してもらえることもあります。
言語聴覚士:
言葉やコミュニケーション、飲み込みに課題を抱える方の専門家です。専門的な視点から、お子さんの発達を評価し、具体的な訓練やアドバイスをくれます。
まとめ
1歳児の言葉の遅れは、必ずしも発達障害を意味するものではありません。
しかし、もし不安を感じているなら、一人で悩まずに専門家を頼ることが大切です。早めに相談することで、お子さんの発達を促すための具体的なアドバイスを得られるだけでなく、パパやママの不安も和らぎます。
まずは、お住まいの地域の相談窓口に、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。