1歳児の水ぼうそう、どう防ぐ？感染経路と家庭でできる対策
「1歳の子どもが水ぼうそうになったら、どうすればいい？」
「家族にうつさないためには、どうしたらいいの？」
水ぼうそうは、1歳から4歳くらいまでの小さな子どもがかかりやすい感染症です。感染力が非常に強く、一人かかるとあっという間に家族全員に広まってしまうことも少なくありません。
この記事では、1歳児が水ぼうそうにかかった際の家庭内での感染拡大を防ぐための具体的な対策と、ワクチン接種の重要性について解説します。
水ぼうそうの主な感染経路
水ぼうそうは、**「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」**の3つの経路で感染が広がります。
空気感染:
ウイルスが空気中に漂い、同じ空間にいるだけで感染します。
飛沫感染:
感染者のくしゃみや咳で飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染します。
接触感染:
発疹や水ぶくれに直接触れたり、ウイルスが付着したタオルや食器を共有したりすることで感染します。
特に、発疹が出る1〜2日前から、全ての発疹がかさぶたになるまでが最も感染力が強い時期です。
家庭でできる！感染症対策チェックリスト
お子さんが水ぼうそうにかかってしまった場合、以下の対策を徹底することで、家庭内での感染を最小限に抑えられます。
1. 隔離と接触制限
兄弟や家族との接触を最小限に:
可能であれば、水ぼうそうにかかったお子さんを別の部屋に隔離しましょう。それが難しい場合でも、タオルや食器の共有は避けてください。
登園・登校は控える:
保育園や幼稚園、小学校には、全ての発疹がかさぶたになり、医師の許可が出るまでは登園・登校できません。周囲への感染を防ぐためにも、必ず休ませましょう。
2. 環境整備と衛生管理
こまめな換気:
部屋の窓を開け、ウイルスを外に追い出すように定期的に換気しましょう。
手洗いと消毒:
お子さんのケアをした後や、接触した後は、石鹸を使って丁寧に手を洗いましょう。アルコール消毒も有効です。
発疹の清潔を保つ:
発疹をかきむしると、そこから感染が広がるだけでなく、とびひなどの別の感染症につながることもあります。爪を短く切る、専用のクリームを塗るなどで、できるだけ発疹に触らないようにしましょう。
3. ワクチン接種の重要性
水ぼうそうを予防する最も効果的な方法は、ワクチン接種です。
接種対象:
生後12ヶ月から15ヶ月までの期間に1回、その後6ヶ月以上の間隔を空けて2回目を接種します。
効果:
ワクチンを接種することで、もし水ぼうそうにかかっても症状が軽く済んだり、感染を予防したりする効果が期待できます。
注意点:
予防接種は、水ぼうそうが流行する前に済ませておくのが理想です。かかってしまった後では効果がありませんので、計画的に接種スケジュールを立てましょう。
まとめ
水ぼうそうは感染力が強いため、ママ・パパが「うつさない」ための知識と対策をしっかり持つことが大切です。
この記事のチェックリストを参考に、冷静に対応することで、家族全員の健康を守りましょう。予防接種も忘れずに検討してくださいね。