語彙を増やす遊び|2歳の子どもが楽しみながら言葉を覚える工夫
「うちの子、まだあまり言葉が出てこないけど大丈夫かな?」
「2歳くらいだと、語彙をどうやって増やせばいいの?」
子どもの発達には個人差がありますが、2歳頃は 語彙が一気に増える大切な時期。この時期に「楽しく遊びながら言葉を覚える工夫」を取り入れることで、自然に語彙力が伸びていきます。
この記事では、2歳児におすすめの語彙を増やす遊び、親子でできる工夫、そして注意点を紹介します。
2歳は「語彙の爆発期」
2歳前後になると、子どもは単語をどんどん吸収し、組み合わせて表現できるようになります。
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「ママ」「ブーブー」「ワンワン」などの単語から始まり
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「ママ きた」「ブーブー のった」など二語文に発展
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好奇心の広がりとともに、語彙が一気に増える
この時期に「遊びながら言葉を覚える」ことが、語彙力の土台を作ります。
語彙を増やす遊び|2歳向けおすすめ5選
1. 絵本の読み聞かせ
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2歳児はイラストやリズムのある言葉に興味を持ちやすい
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読むときに 指差ししながら「これは○○だよ」と言葉を添える と理解が深まる
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同じ本を繰り返すことで記憶に定着
👉 ポイントは「読み聞かせ」ではなく「対話しながら一緒に楽しむ」こと。
2. カード遊び(絵カード・ことばカード)
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動物・食べ物・乗り物など、身近なものが描かれたカードを使う
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「これはなに?」「どっちが○○?」とクイズ形式で遊ぶ
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生活に関連した語彙を自然に覚えられる
👉 100円ショップやアプリでも気軽に始められます。
3. おままごと
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「ごはんつくろう」「りんごどうぞ」などのやりとりが生まれる
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食べ物や道具の名前、動作の言葉を覚えられる
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親子で役割を変えて遊ぶと語彙が広がりやすい
👉 「スプーン」「コップ」「おさら」など日常生活で使える言葉が定着します。
4. 歌や手遊び
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「ことば」と「リズム」が一緒になって記憶に残りやすい
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手遊び歌で「大きい・小さい」「早い・遅い」など概念も学べる
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繰り返しのフレーズが語彙習得に効果的
👉 特に童謡やリズム遊びは2歳児に大人気。
5. 外遊びと実況中継
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公園や散歩のときに「すべり台すべろう」「赤い花がさいてるよ」と声をかける
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見たり触れたりする体験と一緒に言葉を覚えやすい
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五感と一緒に語彙をインプットできる
👉 実体験とことばを結びつけるのが大事なポイントです。
語彙を増やすための親の工夫
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子どもの言葉を繰り返して受け止める
例:「ブーブー」→「そうだね、赤い車だね!」 -
正しい言葉をやさしく添える
例:「ワンワン」→「そうだね、犬さんだね」 -
質問を投げかける
「これはなにかな?」「どっちが大きい?」 -
無理に言わせようとしない
「言葉が出なくても理解している」ことが多いので、焦らないのが大切。
注意点
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発達には個人差があるため、比べすぎない
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2歳半を過ぎても言葉がほとんど出ない場合は、専門機関に相談しても安心
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スマホや動画だけに頼らず、必ず 親子のやりとり を大切にする
まとめ:遊びながら自然に語彙を増やそう
2歳は「語彙の爆発期」。遊びを通して言葉を吸収するチャンスです。
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絵本やカードで 言葉をインプット
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おままごとや外遊びで 言葉をアウトプット
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親子のやりとりで 楽しく語彙を広げる
「遊びながら学ぶ」ことが、子どもの語彙力アップにつながります。
日常のちょっとしたやりとりが、言葉の宝箱になるのです。