トイレトレーニング、いつから始める?子どものサインを見逃さない見極め方と進め方
「そろそろトイレトレーニングを始めなきゃ…」
「でも、うちの子、まだ準備ができてないみたいで…」
子育て中の大きなイベントの一つ、トイレトレーニング。いつから始めればいいのか、どうやって進めたらいいのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
焦って始めてしまうと、親子ともにストレスが溜まってしまい、かえって時間がかかってしまうことも。成功の鍵は、**「始めるタイミング」と「子どもの気持ちに寄り添った進め方」**にあります。
この記事では、トイレトレーニングをスムーズに進めるために、始める時期の見極め方から、具体的な進め方、そして成功のためのヒントまで、わかりやすく解説します。
🧐 トイレトレーニングは「始める時期」が一番重要!
「何歳から始める」という決まりはありません。一人ひとりの成長に合わせたタイミングで始めることが大切です。一般的に、1歳半から3歳頃までに始めるご家庭が多いですが、あくまで目安です。
では、子どもが「準備OK!」というサインはどこでわかるのでしょうか?以下のチェックリストで確認してみましょう。
【チェックリスト】トイレトレーニング開始のサイン
おしっこの間隔が空く:おむつが長時間濡れないことがありますか?
自分で意思表示できる:「おしっこ」「うんち」など、言葉や身振りで伝えようとしますか?
自分で着替えようとする:ズボンや下着を脱いだり、履こうとしたりしますか?
排泄に興味を持つ:おしっこやうんちが出ると「出たよ」と教えてくれたり、トイレに興味を示しますか?
言われたことが理解できる:「おむつ替えるよ」「トイレに行こうか」などの声かけが理解できますか?
おしっこが出たことを不快に思う:おしっこやうんちが出た後、気持ち悪そうにしたり、おむつを触ったりしますか?
これらのサインが複数見られるようになったら、トイレトレーニングを始める良いタイミングかもしれません。
段階別!焦らず進めるトイレトレーニングのステップ
「よし、始めよう!」と決めたら、焦らずゆっくり、以下の3つのステップで進めてみましょう。
ステップ1. トイレに慣れ親しむ時期(準備期間)
まずは、トイレという場所や、トイレで排泄するという行為に慣れさせましょう。
トイレに誘ってみる:お子さんが興味を持ったときに、「一緒に行ってみようか」と誘ってみましょう。
絵本や歌を活用する:トイレトレーニングに関する絵本を読んだり、歌を歌ったりして、楽しい雰囲気を作ります。
おまるや補助便座を用意する:お子さんが好きなキャラクターの便座などを用意すると、モチベーションが上がります。
ステップ2. 実際に座ってみる時期(練習期間)
いよいよ実践です。最初は座るだけでもOK。
タイミングを見計らう:朝起きたとき、お昼寝の後、食後など、おしっこが出やすいタイミングで声をかけます。
成功体験を褒める:たとえおしっこが出なくても、「座れたね!すごいね!」とたくさん褒めてあげましょう。
失敗しても怒らない:失敗は当たり前です。怒ってしまうと、トイレを嫌なものだと感じてしまうので、絶対にやめましょう。
ステップ3. 完全にトレーニングパンツに移行する時期
おむつを卒業して、トレーニングパンツで過ごす時間を増やしていきます。
外出時もトレーニングパンツに:最初は短時間のお出かけから試してみましょう。
焦らない:焦らず、少しずつ成功体験を積み重ねていくことが大切です。
成功のカギは「褒めること」と「完璧を求めないこと」
トイレトレーニングで最も大切なのは、**「褒めて伸ばす」**ことです。
「できたね!」「すごい!」と、できたことを具体的に褒めてあげることで、子どもの自信に繋がります。
**失敗しても「大丈夫だよ」**と声をかけ、次回頑張る気持ちを応援してあげましょう。
焦ってトレーニングを進めてしまうと、子どもが「おしっこを我慢しすぎる」「トイレを怖がる」といった問題に繋がることもあります。完璧を求めず、子どものペースに合わせて、楽しく、おおらかに取り組んでいきましょう。